病院に行って治療を受けても、何度も繰り返すのが膝痛の大きな問題です。この点を把握しておかないと、一時的に症状が改善されて安心しても、失望する原因になりかねません。
何しろ、膝痛の病院での処置や注射によって一時的な症状の解消にはなるものの、長期的に見ると完全に治るということが少ないのです。そこには、場当たり的な治療が一つの原因となっています。
膝痛が生じたのには原因があります。その原因を解消しなければ、症状が一度は収まっても、再発してしまうのは自然な成り行きです。しかし、この根本的な原因については放置されがちなのです。
何しろ、生活習慣等を熱心に指導したところで、病院としては診療報酬に直結しません。医師の時間が奪われ、お金が発生しなければ病院経営の面でマイナスです。医師としても、その部分の知識を増やしたところで、収入につながらないのです。
病院での治療のすべてを否定するつもりはありません。ただ、自ら知識を持つことも必要なのです。無知が原因で膝痛が改善されず、苦しみ続けるようなことのないようにしてください。
加齢による膝痛は仕方ない?
年齢が上がってくると、体のあちこちにガタがきます。膝痛は腰痛や五十肩と並んで代表的な症状の一つなので、仕方ないと思っている方も少なくありません。しかし、これは間違いです。
さらに、この誤解によって膝痛を放置してしまうと、ますます悪化する原因になります。何しろ、これまでに関節に無理をさせていたから、問題が生じているのです。同じように負担をかければ、悪化するのは当然です。
たしかに加齢によって軟骨がすり減り、関節がこすれて膝痛が起こりやすくなるのは事実です。しかし、簡単なストレッチによって関節への負担を減らせます。こうした処置を行っておけば、これ以上膝に負担をかけることを避け、症状の改善も望めるのです。
もう年だから仕方ないと我慢しないでください。膝痛が悪化していけば、やがて歩くのも苦になります。そうなると、運動不足になって体中の筋肉や機能が低下していきます。筋力が弱まったことで、ちょっとの段差につまづいて骨折し、寝たきりになったことで一層体力が落ちるという悪循環に陥ることもあります。
さらに運動不足は認知症のリスクを高めることも判明しています。膝痛が原因で家にひきこもりがちになれば、心身ともに急激においていくのです。これは本当に怖いことであり、取り返しのつかない事態になりかねません。
ストレッチは痛い?
膝痛の予防や治療のために推奨されているストレッチ・体操の一部は関節の状態がすでに悪くなっている人にとって、実行するだけで辛いものです。予防としては良くても、症状に悩んでいる人ができるようなものではないことも少なくありません。
しかし、ストレッチが重要であるのも事実です。直接的には関節の問題であるとは言え、周囲の筋肉によって関節が保護される状態を作ること、骨格のゆがみを矯正することは重要であるためです。
ただ、膝痛のストレッチとして提唱されているものの中には、あまり効果が期待できないものも多く含まれています。気休め程度のストレッチを続けたところで、効果はたかが知れているのです。
残念ながら、これまでに実績のないストレッチには期待しないほうがいいでしょう。接骨院等のホームページを見ても、集客を目的に中途半端な方法を紹介しているだけのことが多いのです。本当に効果があるかどうか、これを判断するための基準としては、実績が欠かせません。
ある方法が机上の空論のように編み出され、医師や整体師が満足して実践してみたら、現場では思うようにいかなかった、こんな話は少なくないのです。だからこそ、実際に多くの膝痛の患者さんが救われているのかどうか、この点が重要です。
私が知るかぎり、十分に多くの人が実践し結果が出ているストレッチは一つしかありません。30年にわたり50万人以上が実践して97.3%の人が膝痛への効果を実感できたのは、この方法です。
参考になる点があるはずなので、体験者の声だけでも目を通してください。あなたの膝痛が治るきっかけをつかむこと、それがどれだけ人生を変えるかは計り知れません。痛みを気にせずに歩いたり、座ったり、階段の昇り降りができる日々を取り戻しましょう。