長時間に渡って走り続けるマラソンは、どうしても膝に大きな負担をかけてしまいます。強い疲労を感じるために、関節の状態まで気持ちが至らないことも多いものの、実は怪我の原因にもなりやすく、上手にケアする方法を知っておきたいところです。
膝の痛みを感じたのなら、まずは無理をして走り続けないことです。一時的なものと思って油断すると、ますます悪化させかねません。休むのはもちろん、症状が激しかったり、継続するのなら病院で診てもらったほうが安心です。原則として、整形外科が担当となります。
マラソンの練習をしたのなら、その後にクールダウンをするのは当然のこととして、トレーニングの強度や体の状態に合わせたケアをしておきましょう。場合によってはアイシングをしておいたほうがよい場合もあります。十分な栄養を補給する必要はあるのは言うまでもありません。
マラソンはテクニックばかりではなく身体機能の強化も重要な目的となっているため、せっかく練習をしても十分な休養を取らなければ体が強くなるタイミングを失ってしまいます。筋肉だけで考えても、超回復が起こらなければ、トレーニングの効果は得られません。そのため、膝の保護だけではなく、競技者としての実力の向上の観点からも、しっかり睡眠を取るのは重要です。
膝の周りの筋肉を強化することによって関節への負担を和らげるのも重要な対策です。マラソンでは少しの違いが積み重なって大きな違いに変わるため、ちょっとした違いに思えても、結果的には大きな差につながります。
