走ることが趣味という人が身の回りにも増えているように感じます。不況の影響なのか、お金のかからないレジャーに移行する傾向にあるのかもしれません。健康にも効果があるのだから一石二鳥でしょう。
ただし、膝や足首を悪くしてしまうと、思うようにランニングをすることができなくなってしまいます。実際に傷めてみないと実感できないものの、一度悪くしてしまうと古傷になって、時間が経って再発してしまうこともあります。こうなると、運動不足を解消したくても、できるスポーツが限られてしまいます。
水泳の北島康介選手は膝があまり良くないようなので、競技を変えればよいのかもしれませんが、ランニングが好きな人に泳げば運動になると伝えても、本当の意味での解決にはならないでしょう。したがって、最初から悪くしないようにしておきたいものです。
ウォーミングアップの充実やストレッチ、無理をしない範囲でのランニングといった原則は多くの方に当てはまります。膝の痛みを抱えて困らないようにするためにも、治療の前に予防することが重要です。困ってから病院に行くよりも、体を万全な状態にキープするのが得策です。
膝は歩くときも含めて重要な役割を果たす関節なので、ランニングの際にも十分に保護しておきたいものです。スポーツで傷めてしまったことが原因で、年齢が高くなっても古傷としてかばわなくてはならないような事態は避けたいものです。