中高年と呼ばれる時期に自分がさしかかっても、意識はそれに対応していないことが多いものです。実際に症状が出るまで、自分が五十肩になるとは思ってもみなかった方も多いはずです。そのため、病院に行く気持ちすら起きず、まして生活習慣の改善まで行わない方は大勢います。
しかし、肩の痛みは日常の暮らしと密接に関わっているため、まったく無縁とはいかないのです。たとえば、日頃の姿勢が悪いと骨格がゆがんでしまいます。あるいはデスクワークばかりしていると、血行が悪くなったり、筋肉の緊張が続いてしまいます。
あるいは原因が特定のスポーツによる場合なら、しばらくは練習を自粛する必要もあります。たとえば、野球で肩を酷使したことが原因で傷めてしまったのであれば、しっかり休めなくてはなりません。我慢してボールを投げ続けて、結果的に取り返しのつかないことになってしまう危険もあります。
プロ選手であれば立派なトレーナーやドクターが付いているものの、アマチュアではそこまでのケアは望めません。体に異常を感じたのであれば、自ら病院を訪れなくてはならないものの、つい放置してしまいがちなのではないでしょうか。
しかし、肩の靭帯等を決定的に傷めてしまってから治療をするよりも、そうなる前に対応するのが妥当な対策です。くれぐれも辛くてどうしようもない状態になるまで放置したりしないで、早めに病院に行くと共に原因を取り除いておきましょう。