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カラオケに行ってつい大きな声を出したくなり、できる限りの大声で熱唱していたら、翌日には喉が痛くて声もガラガラになってしまった経験を持つ人は多いのではないでしょうか。私も何度か思い当たります。
プロの歌手は2時間ほどのライブを行うものの、曲の間にはMCをはさむので、すべての時間を歌って過ごしているわけではありません。そして、何より彼らは歌のプロなので発声法もしっかりしています。そのため、歌い続けても喉への負担は限定的なのです。
これに対し、発声法がしっかり備わっていないと、お腹からではなく喉で声を出している状態になります。そのため、同じ声量でも負担の大きさが異なるのです。この点を理解しておかないと声が嗄れてしまいます。
テレフォンオペレーターのように声が命の職業の場合には、カラオケで喉を潰したというのは職業の面で大いに問題があります。しかし、そればかりではなく、他の人にとっても無視できない問題もあります。
一般にカラオケポリープと呼ばれる現象があり、その名の通り歌いすぎでポリープが喉にできてしまうのですが、これは適度に休憩を取りながら歌う、お酒を飲みすぎないといった注意で予防できます。カラオケではしゃぎすぎずに体をいたわるのも、節度のある楽しみ方ができる大人の条件なのかもしれません。